ブラック企業の特徴をチェック！あなたの会社は大丈夫？

ブラック企業には特徴があります。実際にブラック企業に入ってしまった人は、劣悪な職場環境が常態化しているので、それが普通と感じてしまいす。もし、自分の会社に疑問を感じた場合は、家族や周囲の人にアドバイスを求めることが重要です。

会社を辞めることは悪い事ではありません。あなたは働き方の見直しをしただけのこと。今回はブラック企業について知っておきたい「ブラック企業の見極め方」と「ブラック企業に入ってしまった場合の対処法」をご紹介します。

ブラック企業の特徴

ブラック企業を見極めるには、ブラック企業と認定される特徴を理解していなければなりません。「自分の会社がもしかしてブラック企業？」と疑っている方、ぜひ参考にしてみて下さい。

長時間労働とサービス残業

ブラック企業は、労働者に長時間労働を強いる傾向にあります。法律では「1日8時間　週40時間」労働の時間を超えて働いてはいけないと定めています。会社によっては、会社と労働者の間で36協定で決められていることがあるので、確認してみて下さい。

特に絶対に超えてはいけない「過労死ライン」が1ヶ月80時間以上の残業です。あなたの会社がこの過労死ラインを超えて働かせている場合は、自分の事を優先に考えて行動をして下さい。

また、ただでも残業が長いのに労働者にとって精神的苦痛になるのがサービス残業。あなたはサービス残業は当たり前だと思っていませんか？いいえ、残業代の支払いは法律によって定められています。そのため残業代未払いの会社はブラック企業と認定されることが多いです。

離職率が高くかつ採用人数が多い

ブラック企業はハードな労働環境により離職率が非常に高いのが特徴です。もしあなたの会社が、入社後３年以内に３割以上の人が離職している場合は、労働環境に何か原因があると考えてもいいでしょう。また深刻な社員不足により求人広告は毎週のように出ているのは要注意。

求人にはアットホームな会社が売りだったり、横文字の役職で、仕事内容が今一想像ができないのは危険です。それだけ、会社の社員数が少なかったり、横文字でカッコよく聞こえる役職も、飛び込み営業などのきつい仕事の可能性を疑いましょう。

その他、採用人数がやたら多い場合は、社員を使い捨てする傾向があるのも事実です。怪しいと思ったら、四季報などで社員の推移を見てみるのも一つの手段です。

休日が少ない

一般的に平均的な休日は年間で120日とされています。もし会社が休日を取らせてくれないなどで、休日が２桁を切っていた場合まずはブラック企業と疑いましょう。これは厳しいノルマがあり、休日返上してノルマ達成を強いられているからです。社内がこれを日常の事だととらえているあまり、定時退社なんてもってのほかという会社もざらでしょう。有給休暇は夢のまた夢ということも・・・。

パワハラ・モラハラが横行している

パワハラやモラハラが横行し、社員が精神的に病んでいくケースがあります。過酷な労働環境上、上司からノルマ達成が出来なかった時の嫌味や、社員同士もギスギスしがちになります。精神的に病んでからでは、次に進むことさえ難しくなります。もし、あなたがパワハラやモラハラで悩んでいる場合は、まずは自分が今後どうしたいかを考えるべきです。

辞めさせてくれない

入社するとなかなか辞めさせてくれないブラック企業。人員枯渇状態なので、なにかと言って会社を辞めさせてくれません。会社は強引にでも引きとめようとして必死です。それでも退職すると決めているのであれば、粘り強くＮＯと伝えましょう。法律では２週間前に退職願いを出せば認められると定めています。

ブラック企業に入ってしまった時の対処法

自分がもしブラック企業に入ってしまった場合、一番気になるのが対処法です。まず最初に、大事なのは自分の気持ちです。「ブラック企業で頑張り続けられますか？それとも転職を希望しますか？」という事です。

今働いている会社に今後も働きたいと思うのであれば社内の労働組合や労働基準監督署に掛け合ってみるのも手段です。相談によって解決に導いてくれるような指導がはいるので職場環境は改善されますが、その後の風当たりはある程度覚悟がいるかもしれません。そのため今の労働環境に異議を唱える人達と一緒に立ち上がった方が無難です。

この環境では辛いと考えている方は、無理に会社を続けるべきではありません。精神を壊してからでは次に進めません。まず一番最初に確認すべきことは有給休暇の確認です。退職届は原則２週間前に提出すればいいので退職届を郵送をし、その後を有給消化にする方法があります。もし有給休暇の取得を拒否された場合、それは違法だという事を主張しましょう。