コーチングビジネスが胡散臭い・怪しいと言われる理由

「コーチングってなんだか胡散臭い……」コーチングに興味がある人の中には、そのような疑念を抱えて、一歩を踏み出せない人がいるのではないでしょうか。確かにコーチングビジネスの世界には、クライアントをだまして一儲けしてやろうという悪徳コーチが少なくありません。

彼らに騙されないためには、胡散臭いコーチを見抜くためのコツを理解しておくことが重要。この記事では、「コーチングビジネスが胡散臭い理由」、「胡散臭いコーチングビジネスを避ける方法」について解説していきます。ぜひ最後まで読んで、良いコーチを見つけるコツを把握していただけたらと思います

コーチングビジネスが胡散臭い5つの理由

なぜコーチングビジネスは胡散臭いのでしょうか?その理由には以下の5つが挙げられます。

胡散臭い理由①宗教のようなイメージ

コーチングビジネスに「なんだか宗教っぽいな……」というイメージをもっている人は少なくありません。高いスーツを身にまとった「いかにも成功者」といういでたちの悪徳コーチが言葉巧みにクライアントを洗脳し、金を落とさせる。

実際に多くのマルチ商法や自己啓発セミナーではそのような手法が取り入れられており、被害に会う人も少なくありません。コーチングビジネスも、コーチとの対話を通してクライアントの行動を促すという側面があるので、宗教や洗脳といったイメージが付きやすいのです。

胡散臭い理由②成果が目に見えない

「成果が見えにくい」というのも、コーチングビジネスの胡散臭さの原因です。コーチングビジネスは、コーチとのコミュニケーションを通してスキルアップや課題解決を図る、無形のサービス。形のある商品ではなく、コーチとクライアントの信頼関係を前提に成り立っているビジネスです。

裏を返せば、わかりやすい成果がなくても、信用してくれるクライアントがいれば成立してしまう商売です。ろくな実績もスキルもないのに、話術でマインドコントロールし信用させる。そんな悪徳コーチの存在も、コーチングビジネスが胡散臭いと思われる要因だと言えるでしょう。

胡散臭い理由③コーチの質にばらつきがある

コーチングビジネスが胡散臭いといわれる原因には、コーチの質が保証されていないということもあります。

医師や弁護士と違って、コーチングビジネスではプロを名乗るのに資格が必要ありません。ゆえに、ろくに勉強もせずプロを名乗っている人が少なくないのです。

コーチングビジネス業界には、プロコーチの認定ライセンスを発行してくれる養成機関もありますが、その認定基準も様々。短期のセミナー合宿に参加しただけでもライセンスを発行してしまうようなところもあります。

プロのコーチといえども玉石混交。自己啓発本に書いてあるようなことを言うだけで高額な費用を請求するコーチも少なくないのです。

胡散臭い理由④高額なコーチングが多い

料金相場が高いのも、コーチングビジネスが胡散臭い理由の一つと言えます。国内の一般的なコーチングビジネスの料金相場は、1時間のセッションで1~3万円。著名なプロコーチの場合は5万~10万円することもあります。(スキルや実績を積むために1000~5000円の格安で請け負う初心者コーチもいます)。

成果が分かりにくい上に高額な料金設定ですから、「もしかしたら詐欺かも……」と怪しむ人が多いのも無理はありません。

胡散臭い理由⑤マルチ商法のようなコーチングもある

コーチングビジネスを語っておきながら胡散臭いネットワークビジネス(マルチ商法)を展開している悪徳業者も少なくありません。

法律に抵触しかねない強引な勧誘や洗脳で会員を増やしていく手法ゆえに忌避されているネットワークビジネス。

表向きはコーチングビジネスを名乗っておきながら、セミナーに勧誘したり、強引に情報商材を売り付けてくる悪徳業者が少なくないのです。

こうした現状も、コーチングビジネスを胡散臭いと思う人が多い理由の一つです。

 

胡散臭いコーチングビジネスを避ける4つの方法

残念ながら胡散臭い悪徳業者も多数紛れているのが、コーチングビジネス業界の現状です。悪徳コーチのカモにならない為には、彼らの特徴を理解しておく事が大事。ここからは胡散臭いコーチングビジネスを見抜く4つの方法を紹介します!

方法①コーチの実績を見る

胡散臭いコーチに騙されない為にまず確認すべきは「コーチングの実績」。実績はコーチの手腕を示す指標に他なりません。

これまでにコーチングしてきたクライアントの数や職業、そしてコーチ自身のビジネス経験も立派な実績と言えるでしょう。

ネットで調べてもいいですし、情報がなければ本人に直接質問するのもオススメ。お茶を濁すような回答をしてくるのであれば、信用できないコーチということになります。

方法②SNSを確認する

胡散臭いコーチを見抜く方法として、SNSを確認するのもオススメです。ネット時代の現代、企業や個人事業主の多くはSNSを活用して情報発信しています。

信頼できるコーチであれば、日常的にクライアントやコーチングに対する熱意や考え方、知識を発信しているはずです。逆に警戒した方がいいのは、金持ちアピールばかりしているコーチ。

l 仲間とのタワマンホームパーティの様子

l 高級車の写真

l リゾート地で豪遊している様子

上記のような発信ばかりしているコーチは信頼できない可能性が高いです。「成功者の自分」をアピールすることでクライアントを引き付ける方法は、ネットワークビジネスの常套手段。

コーチングを語ったネットワークビジネスである可能性が極めて高いので要注意です。

方法③陳腐なサクセスストーリーに注意する

陳腐なサクセスストーリーで勧誘するのも、胡散臭いコーチの特徴と言えます。「借金○○円!底辺の私がビジネスと出会って成功者に!」などと、どこかで聞いたようなサクセスストーリーで集客するのは、ネットワークビジネスでよく使われる勧誘方法。

こうしたサクセスストーリーを語る事で、「私でも成功者になれるかも!」と思わせ、契約に誘導するのが狙いです。胡散臭いコーチはスキルや実績でなく、嘘か本当かも分からないサクセスストーリーを売りにして勧誘する傾向があります。

方法④勧誘の仕方を観察する

胡散臭いコーチを見抜くには、勧誘の仕方に気を配ってみるのもオススメです。詐欺まがいのビジネスでは、どうしても勧誘が強引になりがち。

「今日一歩を踏み出せない人はどうせ成功しないよ」などとそれっぽい事を言いながら、その場で契約を結ばせようとしてきます。これは、コーチの実績や評判を調べる時間を与えないようにする為です。

そもそも有能なコーチであれば、クライアント集客には困らず、強引に勧誘することはないはず。当日の契約を強要されたり、あまりに強引な勧誘をしたりしてくるようであれば、疑ってかかった方が良いでしょう。

コーチングビジネスが胡散臭い理由

実績の乏しい自称プロコーチや、詐欺まがいのネットワークビジネス業者がはびこっているのがコーチングビジネスの現状。しかし、彼らを避け、信頼できるコーチを出会うことができれば、クライアントの成長、そして課題解決の大きな助けとなることでしょう。

この記事を読んで、より多くの方が良いコーチと見つけてみてください!