【実践ワーク】ビジネスに効く「ポジティブに言い換える」3ステップ

幸せな人生を送る上で不可欠な要素が、ポジティブ精神です。ポジティブ精神を高めることで、挑戦心や向上心が強まり、グングン成長していくことができるようになります。

今回はポジティブ精神を養う上で効果的な「ポジティブな言い換え」について解説していきます。実践することで世界がより明るく、より楽しく感じられるようになるので、ぜひ参考にしてください!

ポジティブな言い換えで人生は変わる

幸福度の高い人生を送るために必要とされるのが、ポジティブ精神です。しかしながら、ネガティブ精神・マイナス思考の持ち主にとって、ポジティブ精神を身に付けるのは容易ではありません。

そこで有効なのが言葉を使った「ポジティブな言い換え」トレーニングです。

日本には「言霊」という言葉があるように、言葉には現実に影響する大きな力があると考えられています。たとえば「弱気な発言ばかりしていたら、実際に仕事で失敗してしまった」「スポーツの試合前には強気な言葉で自分を鼓舞していた」。こういった経験は誰もがおもちのはずです。

虐待されたり、心無い暴言を受けて育った子は、自分に自信のもてないネガティブな人物になると言われています。

人は受けた言葉、発した言葉によって大きく影響されるわけです。普段からポジティブな発言をしている人物は性格も前向きになっていきます。ゆえに、常日頃からネガティブな感情や出来事をポジティブに言い換える癖をつけておくことが重要なのです。

ポジティブな言い換えのメリット

ポジティブな言い換えを実践することで、ビジネスや日常生活のあらゆる面でメリットが生まれます。

ポジティブ精神が身につく

挑戦心や向上心の源となるポジティブ精神は、仕事や人間関係において不可欠な要素です。向上心があるからこそ人は学び、挑戦心があるからこそ難しい試練に挑んで成長することができるわけです。

ポジティブ精神そのものも幸福度を高めてくれますが、向上心・チャレンジ精神がもたらしてくれる成長はそれ以上に大きな幸せを与えてくれるでしょう。

人間関係が円滑になる

ポジティブな言い換えができる人物は、相手の長所に気が付き、認めてあげることができます。相手にとって快適なコミュニケーション相手となるでしょう。

「この人ともっと話したい!」と他人から思ってもらえるスキルは、ビジネスでもプライベートでも非常に有効です。日常からポジティブな言い換えを習慣づけておけば、気持ちの良いコミュニケーション、人間関係を築くことができるようになります。

幸福度が上がる

ポジティブ精神は、向上心や挑戦心、自己肯定感を高めてくれます。それは、自分自身の人生を上手くコントロールし、幸福度を上げることに他なりません。

「ポジティブな言い換え」を当たり前にできれば、この世のあらゆる幸せに目を向けることができます。苦難の中でも希望を見出し、前向きに人生を歩めるようになります。

ネガティブ→ポジティブな言い換え代表例

ここからは、仕事や日常生活で使える「ネガティブ→ポジティブの言い換え」の代表例を紹介します。多忙な仕事や複雑な人間関係の中では、どうしてもネガティブな言葉を使ってしまいがち。

しかしネガティブな言葉を使いそうになった時は、ぜひ下記のポジティブ言葉に変換するクセをつけてください。少しずつではありますが、あなたの性格や言動に変化をもたらし、幸せを感じやすくなってくるはずです。

仕事・ビジネス

仕事やビジネスのシーンでは、自他問わず、ミスや失敗、短所に目がいってしまうものです。ゆえに、どんどんネガティブな感情が湧いてしまい、幸せを遠ざけてしまいます。

ネガティブ ポジティブ
失敗した、ミスをした 改善点を発見した
仕事が遅い 慎重で丁寧
経験が浅い 伸びしろが大きい
成長が遅い 大器晩成型だ
平凡、地味 縁の下の力持ち
気が利かない ラフな性格
緊張感がない 力の抜きどころが絶妙
やる気がない マイペース、天才肌
ゴマすり 世渡り上手
周りが見えない 集中力がある

仕事でネガティブな発言、発想をしそうになった時は、上記のように言い換えてみましょう。最初は難しいかもしれませんが、習慣化することで、自然とポジティブな言葉が出てくるようになります。

性格・特徴

あらゆる性格や特徴は、ネガティブにもポジティブにも表現することができます。幸福度を高めるためには、一見ネガティブに思える人の性格・特徴をポジティブに捉えてあげることが重要です。

ネガティブ ポジティブ
センスがない 個性的、独創的
時代遅れ 自分がある、時代に流されない
不愛想 クール
おしゃべり 愛想がある、コミュニケーション能力が高い
怒りやすい 感情表現豊か
八方美人 社交的、フレンドリー
流されやすい 柔軟性がある、人の意見を聞ける
臆病 慎重派、計画性がある
暗い おとなしい、冷静
消極的 おしとやか
プライドが高い、頑固 芯がある、流されない

今回紹介した言い換え例はごく一部ですが、生活の中で思いついた言い換えがあれば、メモに書き出し、ポジティブ言葉のストックとして残しておきましょう。

ポジティブに言い換えるレッスン・ワーク3ステップ

ネガティブな人こそ、ポジティブな言い換えに苦労してしまうものです。「ポジティブ言葉がパっと出てこない!」という人は、以下の思考レッスンやワークを試してみるのがおすすめです。

①今日一日のネガティブ要素を書き出す

まずは、今日一日で起こったネガティブ(だと自分が思っている)な出来事や感情、悩みを紙に書き出してみましょう。

  • 友達と喧嘩してしまった
  • 会社で上司に怒られてしまった
  • 寝坊してしまった
  • 傘を忘れて雨に降られてしまった
  • 好きなアイドルが結婚してしまった
  • 好きなドラマ・アニメが完結してしまった

などなど。どんなに些細なことでも良いので、しっかり思い出していきましょう。

②ネガティブ要素からポジティブ要素を抽出、言語化する

洗い出したネガティブ要素の中から、ポジティブな要素を発見する作業です。どれほど絶望的な状況の中にも、ポジティブな発見や教訓は生まれるものです。

例えば「上司に怒られた」というネガティブ要素からは

  • 自分の至らないところに気が付けた
  • 改善すべき点が見つかった
  • 上司が自分に期待してくれていることが分かった

といったポジティブ要素が見つかります。

「好きなドラマ・アニメが完結してしまった」というネガティブ要素からは

  • 新しい作品に出会う喜びがある
  • ハッピーエンドなのが分かって安心できた
  • 人生を変えてくれる名作に出会えた
  • 推しのキャラクターが最後まで生きていてよかった

というようなポジティブ要素を抽出できます。

先に書き出しておいたネガティブ要素につなげるように、抽出したポジティブ要素を書き出していきます。ネガティブに思える出来事や感情、行動からポジティブな側面を探るこの作業こそ「ポジティブに言い換える能力」を養ってくれます。

③トレーニングを応用する

最後に、②で紹介したトレーニングを、自分だけでなく友人や同僚など、周囲で起きた出来事や会話の内容に広げていきます。

友人や家族、同僚に起きたネガティブな要素を、ポジティブな言葉に変えていきましょう。最初は紙に書き出した方が良いですが、慣れてきたら頭の中で自然と変換できるようになってくるはずです。

「ポジティブな言い換え」で幸せを引き寄せる

ポジティブ精神は、仕事や夢への挑戦心を高め、成長を促してくれます。人生をより楽しく、幸せに生きるために不可欠なマインドと言っても良いでしょう。

そんなポジティブ精神を養うための基本的なワークが、今回紹介した「ポジティブな言い換え」です。あらゆる出来事にはネガティブとポジティブの両面があります。意識的にポジティブな面に目を向け、言語化する能力はビジネスでも非常に役に立ちます。

ぜひ毎日実践するようにしてください!