仕事が辛い時は放置せず、しっかり対処・克服していくことが大事です。
楽しく仕事できるのが理想ですが、現実は中々上手くいかないものですよね。
今回は「仕事が辛い」と感じる原因や、辛い時の対処法・克服ワークについて解説していきます!
仕事が辛い時の原因
やりたくないことを無理やりやらされている状況、やらざるを得ない状況に、人は大きなストレスを感じます。仕事内容が想像していたものと違った、未知の分野で適性がなかったなどという時に「仕事が辛い」と思う人が多いです。
人間関係
人間関係も人の精神に大きな影響を与えます。平気でパワハラやセクハラをしてくる上司であったり、愚痴しか言わない部下だったり。職場には、ストレスの種となる人間関係が多く存在するものです。
また、悩みや相談をできる相手がいないのも、辛さを感じる要因になります。
仕事量や職場環境
仕事が辛いのは、職場環境によるものかもしれません。
例えばパワハラが容認されていたり、明らかに手に負えない量の仕事をふられたりといったような職場環境に悩まされた経験をもっている人は少なくないはずです。従業員の働きやすさが考慮されていない職場環境では、精神的な負荷がかかりやすくなります。
能力・スキル
仕事や職場環境の問題ではなく、個人の問題という可能性もあります。
自分の能力が必要とされる水準に達していない時、同僚と比べて劣っている時などに感じる劣等感はストレスの一因になります。就職や転職のタイミングで良く感じる「つらさ」は、この能力不足・スキル不足によるところが大きいです。
仕事が辛いと感じた時の対処法
仕事が辛い時は、これから紹介する4つの方法を検討してみてください。放置せず、ゆっくりで良いので対処していくことが大事です。
学んでスキルを高める
仕事の辛さは、自分の実力不足が原因で引き起こされることもあります。
もちろん、自分を必要以上に責めることはNGです。
しかし、辛さの原因がどこにあるのかを冷静に分析することはとっても重要なんです。
もし仕事についていけない、先輩や上司に迷惑をかけるのが辛いという場合は、自分の能力が向上していくにつれ、その辛さは改善されていくはずです。
であれば、どうやって能力を伸ばしていくか、できるだけ早く成長するかを考えることが、辛い状況から抜け出す処方箋になります。
職場でのコミュニケーションを見直す
職場でのコミュニケーションを円滑にすることは、メンタルケアを考える上でも非常に重要です。先輩や上司に相談できず、仕事をため込んでしまった経験はありませんか?
その時「気軽に相談・質問できる相手がいれば」と思ったはずです。
職場のコミュニケーションは仕事の効率だけでなく、一人一人の成長を促してくれます。
仕事で成長し、余裕ができるようになれば、仕事でのメンタルケアにも繋がります。
「分からないことがあっても簡単に聞ける」という雰囲気・土壌作りを常日頃から心がけておきましょう。
そのためには、上司や同僚、部下への挨拶はもちろん、毎日軽く雑談を楽しむくらいのコミュニケーションをしておくといいかもしれません。
転職する
「辛い」と感じる原因が職場の環境にあった場合、独力で克服するのは中々難しいものです。その場合は、転職を視野にいれるのも良いです。仕事のパフォーマンスは職場環境によって大きく変わります。
それまで全く仕事のできなかった人が、転職を機にメキメキ成績を上げ、エース級の活躍をし始めた、ということは決して珍しくありません。
「辛くて仕方がない」という時は、思い切って環境を大幅に変えてみるのも一つの方法です。
完璧主義を辞める
仕事で辛いと感じる要因の一つに、完璧主義的な考え方があります。
「何事も完璧にこなさなければ」という考えが強いと、少しのミスや滞りが許せず、気に病んでしまいます。
ミスや失敗が付きものの仕事において完璧主義は、自分の首を締める要因になってしまうわけですね。
仕事が辛い時の克服ワーク
ここまで紹介してきた克服方法の効果をより確実にするために、具体的な克服ワークを行っていきましょう。
次の4つのワークを実践することで、仕事の辛さは徐々に改善していくはずです!
自己分析をする
辛い時には自己分析をすることが大事です。
自己分析は、これまでの自分の人生を見つめなおし、自分の内面を深く追究することに他なりません。自己分析を通して「自分がどんな時にストレスを感じるのか」を考えてみましょう。
特に怒りや悲しみを覚えた経験について、ノートに書き出してみると良いです。
* 兄と比べられた時に腹が立った
* 部活でチームの足を引っ張ってしまった時に悲しくなった
などなど、心を大きく揺さぶった経験を、一つ一つ書いていきます
仕事が辛い理由を書き出す
自分の内面にアプローチしたら、次は仕事が辛いと感じる理由を探ります。
仕事中のことを思い出して、ノートに書き出した感情や経験と重なるところがないか考えてみましょう。
「過去に兄弟と比べられて腹が立った」という人は、現在も同僚や後輩と比べられることにストレスを感じている可能性が高いです。
チームスポーツでストレス感じたことがある人は、仕事でもチームが上手くいっていない時にストレスを感じるでしょう。
自己分析で浮き彫りにした自分と、今の状況を重ねることで、ストレスや辛さの原因にアプロ―チします。
自分の強み・成長を確認する
自分の強みや成長を強く意識することで辛さから抜け出せる可能性があります。完璧主義で劣等感の強い人は、自分の至らない点、他人を比べて劣っている点に目を向けがちです。
何をするにしても自分の「ダメなところ」が気になり、ストレスが蓄積されていきます。
そんな人は「自分の強み・成長」に目を向けるようにしましょう。
今日1日で挑戦したこと、新しくできるようになったことを逐一ノートに書き込んでいきます。1日単位だと大したことないかもしれませんが、1か月後、1年後と見返すことで、自分の強みや成長度がハッキリわかるはずです。
「でなければならない」ルールを見直す
人はそれぞれ自分のもっている常識の上で生きています。
しかし、自分を縛るこの常識こそが、辛さの原因になります。
* 有名大学に受からないと負け組だ
* サラリーマンを辞めたら食べていけない
* 上司より先に退勤してはいけない
これまでの経歴や自己分析から、自分が不要な常識に縛られていないか、確認していきましょう。自分を縛る偏見や思い込みを認識し、取っ払うことが、辛さの克服に繋がります。
仕事が辛い時はワークで克服
仕事が辛い時は、勢い任せで辞めたりせず、まずは自分と向き合ってみることが大切です。今回紹介したワークを実践していけば、職場を変えずとも、辛さを克服できる可能性があります。
自己分析とワークを通し、メンタルケアのプロになりましょう!