劣等感を克服して人生を好転させよう!5つの対処法をご紹介

「劣等感を抱いている自分が嫌い」「劣等感で何もかも楽しくない」それなら克服して人生を好転させましょう!

 

劣等感を抱いていると、イライラ、モヤモヤとした感情に心が支配されてしまいます。これでは楽しいはずのデートも、成功させたい仕事もうまくいかなくなってしまいますよね。むしろ劣等感は強まる一方でしょう……。

 

しかし劣等感を克服すれば、感情や考え方、行動が変化し、人生を好転させられます。そのためには、劣等感に対する正しい理解と、克服する正しい方法を知る必要があります。当記事にて詳しく解説していきますので、読み終えたらすぐに実践してみてくださいね。

 

劣等感は他人と比較して劣っていると感じること

友人や同僚、家族、赤の他人と自分を比べて「劣っている」と思ったときの感情を「劣等感」といいます。自分で主観的に劣っていると思うものであって、周囲からの評価は関係ありません。

 

だからこそ自分で克服しなければ、いつまでも劣等感に苦しむことになってしまいます。「他人は他人、自分は自分」なのに、人と比べて優劣をつけてしまうのはなぜなのでしょうか。

劣等感を抱くのは自分に自信がないから

過去に失敗した経験や、誰かに言われて傷ついた言葉、物事をネガティブに捉えてしまう性格など「自信のなさ」が劣等感を抱く原因です。

 

自分が劣等感を抱くきっかけを知っておくことは、克服への近道となります。そして、人と比べて自分を追い込まない防止策にもなるので、原因を考えてみましょう。

 

過去の失敗経験

小さい頃に何かにチャレンジして失敗したことがトラウマとなり、劣等感を抱くきっかけになっているかもしれません。

 

例えば、学校の授業中に発言し、間違えてクラスのみんなに笑われた。この経験により、人前で話すことが苦手になり、トークが上手で次々と契約をとってくる同僚への劣等感が生まれた。

 

このような経験はありませんか?大失敗であるとは限りません。日常で起こりうる小さなことでも精神的に不快な思いをしたことが、いつまでも心に残り続けている可能性があります。

ネガティブな性格

もともとネガティブな性格であるがゆえに、劣等感を抱きやすいということもあります。自分に「できないこと」「足りないこと」など欠点にばかり目が行きやすい人や、物事の良い面ではなく悪い面ばかり優先的に探してしまう人は、人と比べて劣っている点を探すことが癖になっています。

成功体験が少ない

これまでの人生で自信に繋がる成功体験が少ないと、劣等感を抱きやすくなります。しかし、実際は成功体験が少ないのではなく、前述したネガティブな性格により成功体験だと捉えていないだけかもしれません。

 

過去を振り返って苦い経験ばかり思い出してしまう方は「成功体験の少なさ」や「あらゆる結果を失敗と捉えてしまうネガティブさ」が劣等感の原因だと考えられます。

劣等感を克服する方法

自分を分析し、意識を変えて行動していくことで劣等感を克服できます。今日、明日で一気に克服できるものではありませんが、日々のちょっとした行動や考えの変化で着実に乗り越えていけます。

①劣等感を書き出して整理してみる

あなたは誰と何を比較して「劣っている」と感じているのでしょうか。そして、いつどのような場面で劣等感を抱いているのでしょうか。紙に書き出して整理してみてください。

 

  • 会社の同僚であっても、Aさんと比較するけれど、Bさんと比較しないのはなぜ?
  • 職場では比較しないのに、プライベートで比較してしまうのはなぜ?

 

感情を整理しながら劣等感を深堀りしていく作業です。劣等感の理由を探り、効果的に克服していくために必要な工程ですので、必ず行ってください。

 

②意識的にポジティブに捉える

物事をネガティブに捉えてしまう人は、意識的にポジティブに捉えるよう心がけてください。

 

例えば「何事も三日坊主の自分が1年間、毎日6時間以上も勉強に励んだのに、志望校に合格できなかった」

 

志望校に合格できなかったという結果だけを見て「失敗経験」とするのか。それとも志望校に合格できなかったけど、継続させることが苦手な自分が毎日6時間以上も勉強を続けたことに自信をもつのか。

 

視点をポジティブな方向に意識的に向けると「劣っている」と感じることが自然と減っていきます。

③完璧な人間はいないと理解する

「完璧な人間はいない」ということを、あらためて理解してください。どんなに完璧に見える人でも、失敗はするし、できないことがあります。

 

成功して輝いている人たちは、多くの失敗を経験して「今」があります。劣等感を抱いている相手は「完璧な人間」ではなく「完璧な人間に見えるように努力を重ねてきた人」です。

 

もし完璧な人間と自分を比べてしまったなら、その相手はあなたの理想像なのかもしれません。あなたも努力次第で完璧に見える人間になれる可能性があるとも言えますね。

④人生の目標・なりたい自分を明確にする

現時点でのスキルや能力はさておき、自分がどうなりたいか、手に入れたいものは何かを明確にしましょう。無謀な目標かどうかも関係ありません。自分が思い描く理想の人生を細かく想像し、紙に書き出してください。

 

  • なりたい自分になるために、今何が足りないのか?
  • 成し遂げたいことのために、今何をやればいいのか?

 

目標達成に向けて進むことに意識が向けば、ネガティブな感情が薄れていきます。

⑤成功体験を増やす

小さなことで構わないので、成功体験を増やしましょう。自信に繋がり、誰かと比べる機会が減っていきます。

 

  • 趣味でやっている絵が上達してきた
  • いつも1時間以上かかっていた仕事を15分も早く仕上げることができた

 

日常の「できた」「がんばった」ことを成功体験として積み上げていきます。一つ一つは小さなことでも、積み重なれば大きな成功体験です。自分で自分を褒めてあげたいと思えることをどんどん増やしていきましょう。

 

焦らずゆっくり劣等感を克服していこう!

他人と比較して落ち込んでしまうのは、ごく自然な感情です。劣等感を抱いたことで自分を責めていては、いつまでも「劣っている自分」から抜け出せません。

 

劣等感と向き合い、克服すれば、その先には「なりたい自分」「理想の人生」が待っています。焦らず、一つ一つ克服していきましょう。